リサイクル炭化ステーキ

友人達と夕食を食べに、近所のデニーズへ行った時の事だ。

オーダーは取りに来たものの、肝心の料理が一向に出て来ない。
後から来た客の料理が、何組も先に出て来る。

「そんなに面倒なものを頼んだかぁ?」友人が不思議そうにしている。
確かに四人ともステーキを頼んだが、ハッキリ言って肉を焼くだけだべ?
そんなに手間は掛からないと思うのだが・・・

約30分後、痺れを切らして「どーなってるんだ」と催促すると
まるで作り置きしてあったかの如く、直ぐ料理が出て来た。
処が、本当に作り置きしてあった様な冷めたステーキで、とても食えた代物じゃない。

店員を呼んで「デニーズのステーキは最初から冷たいのか?」と問い質すと、違うとのたまわる。
じゃこの冷めたステーキは何なんだよ!
どうもオーダー(配膳)が立て込み、我々の料理が出来上がっているのに持って来なかったらしい。

「直ぐに作り直して参ります」と四人分の料理を下げて行った処まではよかったのだが・・・
次に出て来た【自称:作り直したステーキ】を見て我々は愕然とした。
サーロインステーキが二割ほど小さくなり、しかも真っ黒な塊になっている。

何だこりゃ?

友人の一人で某和食処の板前が「直ぐ店長と料理長を呼べ!」と激怒し始めた。
どうも下げて行った冷めたステーキをオーブンで再加熱した【リサイクル品】の疑いが濃厚で
しかも加熱時間を誤り、炭化するまで焼いて炭みたいなステーキを堂々と出して来たらしいのだ。

だが、デニーズの料理長はリサイクル疑惑を認めない。
「だったら食ってみろ、これがお前の所の看板メニューなのか?店長、お前も食え!」
ここまで追い詰めて、やっとリサイクル疑惑を認めた。

しかも、友人が指摘した通りの再調理方法で失敗し、炭化ステーキにしたのだ。
我々は店長と料理長の謝罪では収まらず、スーパーバイザーを呼び付け事態を説明。
スーパーバイザーの謝罪案として提示された、四人分のサーロインステーキセット無料を却下。
結果、店側が提案した丸一日その店舗の営業を停止し従業員の再教育にあたる懲罰案で妥結した。

リサイクル炭化ステーキを出すなんて、客を馬鹿にした極みの様な話だが
オイラ的にはサーロインステーキセット(ライス特盛)無料の方が良かったなぁ・・・

【追記】
当時、その二日後に24時間営業の店舗を丸一日臨時休業して
本当に従業員の再教育をしていました。
現在でもその店舗は潰れずに存続していますが、思い出すと腹が立つので
それ以降、全国何処へ行っても二度とデニーズは利用していません。