危機管理

今日は午前9時には仕事が終わってしまうので、バスの掃除と点検を念入りにする事にした。
だが、これが悪かった。
結果的には良かったのだろうが、徒労に終わる長い一日の始まりになった。

このバス会社は、例のリコール隠しで問題になった某自動車メーカーのバスばかりだ。
会社は全車のハブを交換したと言っているが、怪しい・・・どう見ても交換したとは思えない。
まぁ折れてなければ問題ないのだが、これだけ全国的に問題になったリコール隠しだからねぇ。
それに会社の危機管理体制として大丈夫なのか?

そんな事を思いつつ、点検ハンマーで叩いてビックリした。
カキーン、カキーン、カキーン、ボコッ!・・・???
カキーン、カキーン、カキーン、ボコッ!・・・!!!
ゲロゲロ、1本だけ音が違うぞ、ヤバイなぁ・・・
早速、当直の点呼係に「左後輪のハブが1本折れとるぞ」と報告に行った。
処が今日の当直は運転手上がりのくせに「ナットが緩んでないから大丈夫」とこきやがる。

アホ!ボケ!カス!音が違うんだよ!
インパクトレンチで締めたナットが緩んどったら、タイヤは外れて飛んどるわ!
長年運転手をやって来て何を寝ぼけた事を・・・
まぁ整備に関しては素人だから無理もないかぁ・・・

不毛な押し問答をしていると課長が出社して来たので、再度報告すると
「一度、ハブを緩めてみろ」とのたまわる、あのねぇ・・・
緩めてどうするの?折れとると言うとるでしょ。
オイラの言う事を全然信用としらん、結局ハブは折れた箇所で空回りするだけで緩む事はない。
それを見て「おおっ、折れとるなぁ・・・」だと。
だから最初から折れとると言うとろうが、ナメとんのか!

結局、メーカー整備に出す事になりオイラの苦労は徒労に終わった。
この日、4月としては過去最高の気温【29.8℃】を記録した暑い一日で、非常に疲れてしまった。

【追記】
その後、このバスは東京ディズニーランドの帰りに右前輪のキングハブが破断するトラブルで
乗客を乗せたまま東名高速道路本線上で走行不能となるが、幸いにも事故には至らなかった。